衝動買いした無線LANの後始末記
衝動買いした BUFFALO WBR-G54L/P がようやく使えるようになったので、恥ずかしながら書いて置きます (BBSも参照)。 おまけの LAN カード WLI-CB-G54L が問題でした。 Broadcom は仕様を公開してなく、またリビジョン毎に仕様が変わるらしいので、以下の方法でいつでも動作する確証はまったくありません。
BCM4306 は linux 用のドライバが提供されて無いので、こういう場合の定番 ndiswrapper-0.10 を使いました。 解凍して "INSTALL" の説明通りインストールします。 win 用ドライバは メルコのサイト から最新版 wdrv_600.exe を落として来ました。lha で解凍して置きます。
$ lha -x wdrv_600.exe
まず WBR-G54L/P をアクセスポイントとして立ち上げて置き、 wan 側は適当に設定しておきます。
murasaki (0.7.10-0vl2) を必ず無効にしてリブートします。 ブートしてから murasaki を無効にしてもダメでした。 また "/etc/modules.conf" には
alias wlan0 ndiswrapperを追加しておきます。
メルコのドライバを登録する前に最低一回は "insmod ndiswrapper" をおこなう必要がありました。理由は解かりません。でもこうしないとたいていの場合、システムがハングしました。
# /sbin/insmod ndiswrapper # /usr/sbin/ndiswrapper -i wdrv_600/cbg54/net2pg54.inf"/etc/ndiswrapper/net2pg54" というディレクトリができます。
直後 iwconfig を実行すると、 まれに(運が良ければ) wlan0 が見えることがあります。 もし見られないようであれば、
# /sbin/rmmod ndiswrapper # /sbin/insmod ndiswrapper # /sbin/iwconfig wlan0を実行します。これでダメなら私はお手上げです。
もし(幸運にも) wlan0 を認識できたら、 "/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-wlan0" を下記のように作ります。 KEY 行は WEP を設定してないなら不要です。
DEVICE=wlan0 ONBOOT=no BOOTPROTO=dhcp MODE=Managed ESSID=************ KEY="s:?????"
さていよいよ立ち上げます。
# ifup wlan0 Determining IP information for wlan0... done. # ifconfig wlan0 wlan0 リンク方式 ... ...一度動いてみると、後は快適です。 うちの LAN 環境では約 3MB/sec の転送速度が出ています。 10Base の数倍です。間にケーブが無いのがとても不思議で、新鮮です。
- 一旦 LAN カードの動作を確認した後なら murasaki を起動しても平気でした。
- 再起動の場合、ドライバ (net2pg54) を一度消してから上記の手順をおこなわないとハングしました。
- "insmod" のところで "modprobe" を実行するとハングする確率が高い。