Procmail
[更新日:
2005年06月14日
]
procmail はメールの振り分けをおこなうプログラムです。
配布サイトは
http://www.procmail.org/
です。
1. 必要なパッケージ
Vine-3.1 には下記 rpm があるのでインストールします。
procmail-3.22-0vl3
2. アカウントを mail グループに追加
procmail 設定の前に、IMAP ユーザアカウント courier を
mail グループに追加する必要があります。
$ su
# /usr/sbin/vigr
(mail グループにアカウントを追加して保存)
修正を確認します。
# grep mail /etc/group
mail:x:12:mail,courier
# grep mail /etc/gshadow
mail:::mail,courier
一旦ログアウトし、再度ログインします
3. ~/.procmailrc を作成する
エディタで ~/.procmailrc を作成します。
PATH=/bin:/usr/bin:/usr/local/bin # 環境変数の設定
MAILDIR=$HOME/Maildir # メールディレクトリへのパス
DEFAULT=$MAILDIR/ # 下記配送条件にマッチしなかった時の配送先
LOCKFILE=$MAILDIR/.lockmail # ロックファイルのパス
LOGFILE=$MAILDIR/procmaillog # ログの保存先
また ~/.fetchmailrc の最後の行に下記を追加します。
mda "/usr/bin/procmail -p -f %F"
4. テスト
既に courier-imap で
~/Maildir を作成してあるはずです。
fetchmail を起動します。
$ su -l courier
$ /usr/bin/fetchmail -v
もし POP3 サーバにメールがあれば取ってきて、
~/Maildir の下に保存されるはずです。
5. 振り分け先を追加する
~/.procmailrc に振り分け先を追加します。
下記はその一例です。
PATH=/bin:/usr/bin:/usr/local/bin
MAILDIR=$HOME/Maildir
DEFAULT=$MAILDIR/
LOCKFILE=$MAILDIR/.lockmail
LOGFILE=$MAILDIR/procmaillog
:0H:
* X-ML-Name: linux-users
$MAILDIR/.ML.linux-users/
:0H:
* X-ML-Name: vine-users
$MAILDIR/.ML.vine-users/
:0H:
* List-Id:.*squeak-ja\.smalltalk\.jp
$MAILDIR/.ML.squeak-ja/
:0H:
* ^(To|Cc): coreblog@webcore\.co\.jp
$MAILDIR/.ML.coreblog/
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また '/.' (スラッシュ+ドット) とすると MH 形式で保存されるので注意しませう。
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