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Linux

31 December 2003

XFree86コアチーム解散

Linux  

Slashdotの記事見て驚きました。XFree86のトップニュースにコアチーム解散とあります。
さらに詳しくと思いml-develを見るとやはり事件かと思って、さらに良く読むと、
... core team has voted in favour of my proposal to disband the core team.
と書いてあるのでproposalがキー? それを探してみたところ11月のforumへの投稿のことかも知れません。
新しい仕様へ挑戦するための前向きな解散のように読めたのですが、もうお酒が入ってるので理解不能、手遅れです。
きっと明日スラドで誰かが教えてくれるのでしょう。まあ寝ながら待とう。それでは良いお年を。


29 April 2004

VAIOのハイバネ領域

Hibernation (冬眠)
Linux  

調べただけじゃもったいないので、VAIOノート(PCG-F36)のハイバネーション領域を作りました。その結果めでたくlinuxでも bios サスペンドできるようになりました。
本家sonyの記事では dos 上でPHDISK.EXE と云うツールを使うとあるので、こことかここを読むと、C:ドライブの中に SAVE2DSK.BIN というファイルを作り、そこにメモリデータを保存する方法と、独自パーティションを作成し、そこに退避する方法が書いてあります。

C:\WINDOWS> PHDISK.EXE /CREATE /FILE /RAM192
C:\WINDOWS> PHDISK.EXE /CREATE /PARTITION /RAM192
linux で bios サスペンドを利用する場合には後者でコマンドを実行することになるけど、これが曲者で、デバイス名 /dev/hda4 でディスクの最後に領域をつくるらしい。しかも bios の制限から 8.4GB以内の領域となる。これでは8.4GB 以上容量があるディスクでは分断されてしまい、極めて不便です。
そこで、あらかじめ ID=A0 でパーティションを作って置き、その後 PHDISK.EXE を実行すると云う方法もあるらしいのですが、もともと windows 以外のことは考えてないソフトだろうから、何が起きるか解ったものではありません。
ml などで調べた結果lphdiskを使うのが良いらしいので試してみました。以下その手順を書きます。


lphdisk-0.9.1.tar.gzをダウンロードします。

$ tar -xvzf lphdisk-0.9.1.tar.gz
$ cd lphdisk-0.9.1
$ make
でカレントに lphdisk ができます。(gcc-2.95.3 ではビルドできましたが、seed の gcc-3.3.2 では直しが必要です) lphdisk のreadmeを読むと次のことが解ります。
  • ハイバネーションの領域はプライマリ・パーティションにすべき
  • パーティション・タイプは a0 (the IBM "ThinkPad" Hibernation format)
  • 必要なサイズは (物理メモリ+ビデオメモリ+予備)
  • (必要なサイズは lphdisk --probeonly を実行しても得られます。実際はこの値を使いました)
上のことを頭に入れてパーティション切ります。VAIOでは下記のようにしました。(Windows2000とVineSeedのデュアル構成です)
Device    Boot  Start   End   Blocks   Id System
/dev/hda1         1     382  3068383+   7 HPFS/NTFS
/dev/hda2  *    383     892   273105   83 Linux
/dev/hda3       893     926   273105   A0 IBM Thinkpad hibernation
/dev/hda4       927    2432 12096945    5 Extended
/dev/hda5       927    1564  5124703+   b Win95 FAT32
/dev/hda6      1565    1598   273073+  82 Linux swap
/dev/hda7      1599    1726  1028128+  83 Linux
/dev/hda8      1727    2432  5670913+  83 Linux
リブート後 lphdisk を実行し、ハイバネ領域をフォーマットします。
# lphdisk /dev/hda
Reccomended partition size is 261 MB (533378 sectors)
Creating hibernate area on /dev/hda, partition 3...
Formatting sector 546210 of 546210. (sectors of 512 bytes)
Format complete.
その後 Phoenix BIOS に認識させるためリブートし、[Fn]+[F12]を押すと一瞬 X11 の画面がくずれますが、その後サスペンド画面が現れサスペンド状態に移行します。サスペンドからの復帰は電源ボタンONです。
これを windows2000 でも試したのだけど、どうやら win の場合BIOS サスペンドではなく独自の処理をしているらしい。やはりVAIOのファイルシステム壊した嫌疑は晴れないようです。迷宮入りが濃厚ですが...

01 August 2004

eclipse3.0 をインストール

Linux  

Software Design 8 月号に eclipse3.0 特集記事があったので購入。RSS リーダ作成記事や、第二特集「ソーシャルネットワークの作り方」など、ちょっと読んだだけですが、とても内容が濃いみたい。Google の話なども参考になりました。

珍しく CD (eclipse3.0 や JAVA2SDK) が付いていたので、Vine3.0βにインストールしてみました。


JAVA2 SDK のインストール

適当なディレクトリで、

# mount /mnt/cdrom
# /mnt/cdrom/Eclipse/JDK/j2sdk-1_4_2_04-linux-i586-rpm.bin
とするとカレントに j2sdk-1_4_2_04-linux-i586.rpm が出来る。ライブラリ依存関係やインストールディレクトリをあらかじめ調べて置く。
# rpm -qpR j2sdk-1_4_2_04-linux-i586.rpm
# rpm -qpl j2sdk-1_4_2_04-linux-i586.rpm
例えばインストール先は /usr/java/j2sdk1.4.2_04/ と解かる。問題が無ければ、これを普通の rpm 同様インストールする。
# rpm -ivh j2sdk-1_4_2_04-linux-i586.rpm

Eclipse のインストール

eclipse をインストールするディレクトリを "/usr/java/eclipse" とすれば、

# cd /usr/java
# unzip "/mnt/cdrom/Eclipse/Eclipse 3.0/eclipse-SDK-3.0-linux-gtk.zip"

環境設定と eclipse 起動

~/.bash_profile に環境変数を追加する
JAVA_HOME=/usr/java/j2sdk1.4.2_04
ECLIPSE_HOME=/usr/java/eclipse
PATH=$JAVA_HOME/bin:$ECLIPSE_HOME:$PATH
export JAVA_HOME ECLIPSE_HOME PATH

すぐに立ち上げるには、まず環境を設定した後起動する

$ source ~/.bash_profile
$ eclipse
Vine3.0βでは問題無く立ち上がりました。日本語入力もできそう。後は追々と。

25 October 2004

apache-1.3.32 導入で query エラー

Linux  

apache 1.3.32 がリリースされました。セキュリティ脆弱性を含むバグフィックス版と云うことなので早速インストールしましたが、URL に query 文字列を含む場合 (blog のカレンダや bbs の検索などで) エラーになります。 どうも mod_rewrite の動作がおかしいようです。

象歩サイトではフロントに apache を立ててますが、 mod_rewrite で zope 鯖に転送し、zope 側は VirtualHostMonster で受けています。httpd.conf の設定は次のようにしています (実際とは異なります)。

<VirtualHost *>
RewriteEngine On
RewriteRule ^/(.*) http://192.168.x.x:8080/VirtualHostBase/\
http/owa.as.wakwak.ne.jp:80/VirtualHostRoot/$1 [P]
</VirtualHost>

例えば "http://owa.as.wakwak.ne.jp/zope/test?who=hoge" などとアクセスした後 Z2.log を見ると「test?who=hoge?who=hoge」とかお化けが記録されています。 apache-1.3.31 まではこのようなことはありませんでした。


apache の アナウンス (日本語) から辿って Changes を見るとクエリの処理を変更したようです。 該当記事 (PR 14518) は ここ で、修正箇所は このコード らしい。

と云うことで、試しに修正を元に戻してみたら障害は無くなりました。 これは他のセキュリティフィックスとは別なので問題は無い気がします。 とりあえずパッチ (apache_1.3.32.mod_rewrite.patch) を作ってみましたが、 当然無保証です;;

24 December 2004

メリークリマス

Linux  

クリスマスイブに合わせて?リリースされたソフトが二つ。

Zope 日本語版 PR2 が公開されました。 ZMILocalizer-0.9a, COREBlog-1.1b, ejSplitter-0.5.0, ZJMailHost-0.8a などで構成されています。

Sylpheed 1.0 リリース


09 March 2005

Conglomerate XML エディタ

Linux  

UTF-16 な XML データ作るために、XML エディタが必要になりました。 XMLの論考: XMLエディターの総まとめ: 第1回 XMLの論考: 第6回 などを参考にしてます。

どうも商用の方の出来がかなり良いようですが、 まずはオープンソースで有力なものを試そうということで Conglomerate。 バージョンはまだ α ですが、先日 0.9 に上がったので正式リリースが間近な気がします。 なんと UTF-16 な日本語データも読み込めました。

目的は、UTF-16 の XML ファイル編集と構文チェックなんですが、 チェックは他のプログラムに任せても良いので、入力し易いエディタが欲しいと思ってました。

とは言っても、入力だけなら vim とか yudit で十分なので、 やはり構文チェックしてくれるとありがたい。 これはもう少し使ってからですね。今日は パッケージング とインストールのみ (@1h) で失礼ス。


25 July 2005

また、衝動買いの無線LANスティック

BUFFALO WLI-U2-KG54 (Air Station G54)
Linux  

ひと月程前に購入した無線LANアダプタがやっと開通しました。 結構条件が厳しいです。

ドライバは下記のものが見付かりました。

  • 本家 RALINK の rt2500usb
  • bsd から移植された ural-linux
  • SourceFoge の rt2570
  • ただ上の二つは接続できないし、テスト中に頻繁にカーネルパニックが発生します。 rt2570 は rt2500usb をベースに開発が進んでる様子ですが、これも使えない状況でした。 試したドライバのソース RPM は、 ダウンロード に置いてあります。

    今日 cvs 20050725 版を試してみたところ、初めて継ったので、記念に書いて置きます。 環境は VineLinux (Seed) kernel-2.6.12 です。


    まずドライバをインストールします。 rt2570 の最新版は ここ から rt2570-CVS を頂いて来ました。 これを展開して手順通りにインストールするのが素直ですが、 Vine の方は SRPM をリビルドしてインストールすることもできます。

    $ rpm --rebuild rt2570-1.0.0-uvl0.0725.src.rpm
    $ cd ~/rpm/RPMS/i386
    $ su
    # rpm -ivh rt2570-1.0.0-uvl0.0725.i386.rpm
    

    ドライバ組込

    /lib/modules/%{kernel-version}/net/rt2570.ko がインストールされているはずです。 このモジュールを組み込みます。 なお作業中は murasaki を止めて置いたほうが間違いがないと思います。 rausb0 として認識されることを確認します。

    $ su -
    # modprobe uhci
    # modprobe rt2570
    idVendor = 0x411, idProduct = 0x66
    INIT bRadio=1
    # /sbin/iwconfig rausb0
    rausb0    RT2500USB WLAN  ESSID:""
              Mode:Managed  Frequency=2.412 GHz
              RTS thr:off   Fragment thr:off
              Encryption key:off
              Link Quality=0  Signal level:0  Noise level:0
              Rx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:0  Rx invalid frag:0
              Tx excessive retries:0  Invalid misc:0   Missed beacon:0
    

    立ち上げ

    rausb0 を、仮に固定の IP アドレス 192.168.1.101 で立ち上げます。 (うちでは DHCP での接続はまだうまくいってません)

    # /sbin/ifconfig rausb0 up 192.168.1.101
    RT25usb Driver version 1.0.0
    # /sbin/ifconfig rausb0
    rausb0    Link encap:Ethernet  HWaddr 00:0D:0B:**:**:**
              inet addr:192.168.1.101  Bcast:192.168.1.255  Mask:255.255.255.0
              inet6 addr: ###::###:###:###:###/64 Scope:Link
              UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
              RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
              TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
              collisions:0 txqueuelen:1000
              RX bytes:801 (801.0 b)  TX bytes:9360 (9.1 Kb)
    

    接続する

    ESSID と WEP キーを指定します。 iwlist でアクセスポイントを検索した後に継るようです。 ping でも打って確認します。

    # /sbin/iwconfig rausb0 essid 000D0BXXXXXX
    # /sbin/iwconfig key [1] "s:xxxxx"
    # /usr/sbin/iwlist rausb0 ap
    rausb0    Peers/Access-Points in range:
      00:0D:0B:3D:0E:E7 : Quality=82/70  Signal level=-54 dBm  Noise level=-136 dBm
    # /sbin/iwconfig rausb0
    rausb0    RT2500USB WLAN  ESSID:"000D0BXXXXXX"
              Mode:Managed  Frequency=2.462 GHz  Access Point: 00:0D:0B:XX:XX:XX
              Bit Rate=54 Mb/s
              RTS thr:off   Fragment thr:off
              Encryption key:xxxx-xxxx-xx
              Link Quality=0/70  Signal level:-176 dBm  Noise level:-256 dBm
              Rx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:0  Rx invalid frag:0
              Tx excessive retries:0  Invalid misc:0   Missed beacon:0
    

    課題

    • DHCP での接続ができない
    • アクセスポイントの ESSID 取得を any にすると継らない
    • まだスクリプトを使った自動起動、停止ができない
    • 転送速度が 10Base 並
    • 不安定

    まだいろいろ問題がありますが、正式リリースを気長に待ちます。